
花粉が舞い散る季節になりました。
この季節、私は目を充血させ鼻水が止まらない人になってしまいます。
私のほかにもそんな方、おられませんか?
この難儀な花粉症、対策をとることで症状を緩和させちゃいましょう!
花粉症の症状とは
花粉症は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻の症状と、目のかゆみ、涙、充血といった目の症状を引き起こします。また人によってはのどや皮膚のかゆみ、せきやたん、下痢や食欲の減退、微熱といった症状を引き起こすこともあります。
花粉症の原因
花粉症は花粉に対するアレルギー反応が発生する病気です。
花粉は体内に入ると、免疫機能により受け入れられるかどうかを判断されます。
このとき異物として排除対象と判断された場合、花粉を攻撃する抗体が作られ、花粉を体外に出そうと抵抗するようになります。
この抵抗する働きがアレルギー反応であり、花粉を体外へ出そうとする行動がくしゃみや鼻水、涙という形で現れるため、花粉が体内にある限り、それらの症状が止まらなくなってしまうのです。
対策1 帰宅時に花粉を持ち込まない
家に入る前に服についた花粉を払い落とすことが大切です。
コートやズボンのすそ、髪や帽子、マフラーなど手でパタパタ払って花粉を落としましょう。
男性は「ふくらはぎ」、女性は「コートのすそ」「おへそまわり」「かばんとこすれる部分」などが、静電気が発生しやすく、花粉が付着しやすいと言われています。
またウール素材は特に花粉が付着しやすいのでこの時期は避けた方が無難です。
対策2 手洗い、洗顔、洗眼
既にコロナ対策でされていると思いますが、外出時に限らずこまめに手洗い、洗顔をして、手や顔に着いた花粉を落とします。
目に入った花粉は洗眼薬や目薬で洗い流します。
防腐剤無添加のタイプはすぐダメになるので使い切りタイプのものを選びましょう。
対策3 よく効く眠くなりにくい薬がある
ドラッグストアに行きましょう!
昔の花粉症の薬は眠くなったりボーッとしたりしてしまい日常生活に支障がありましたが、最近は眠くなりにくい第二世代抗ヒスタミン薬が売られています。
花粉症の薬と言っても種類がたくさんあり、またジェネリックという効果が同じで値段が安い薬が微妙に違う名前で売ってたりするので、不安が少しでもあれば薬剤師に相談して購入してください。
購入する際、シーズン分をすべて買わずに7日分などの少量を購入し、花粉症の症状が抑えられるか?眠くはならないか?気分が悪くならないか?など効果を確認しながら自分にあった薬を探してください。
自分にあった薬が見つかれば花粉シーズンを快適に過ごせるでしょう。
対策4 耳鼻科に行く
やはり病院は最強です。保険も利用できます。医師の診断はネット知識よりも正確です。
アレルギーテスト
自分のアレルギーが何なのか特定することができます。
スギなのか、ヒノキなのか、ブタクサなのか、ハウスダストなのか、はたまた全部なのか?
時期がわかれば薬を飲む期間を短くできますし、来年は事前に薬を飲み始めることにより症状を緩和できるかもしれません。
適切な処方薬
通常のドラッグストアには新薬は売ってません。
例えばクラリチンは2017年1月に薬剤師による販売が可能になり、2021年1月に登録販売者による販売が可能になりました。
しかし医者であればこれよりずっと前に処方することができます。
新しいものほど良いというものでもありませんが医者が下す診断と処方の安心さは適当に薬局で薬を買うのとはレベルが違います。
薬にも保険が適応されるので診察料を払っても薬局より安く上がることも多いです。
重症者用の新薬も検討できる
2020年に登場した重症スギ花粉症抗体医薬ゾレアによる治療も検討できます。
なお保険適応でも月6万はかかり、対応できるのは「スギ」のみらしいです。
根治の可能性がある免疫療法
花粉のシーズンは行うことのできない治療のため来シーズンに備えての対策になります。
3年から5年かけてアレルギー源を体内に少しずつ取り入れて、体を徐々にアレルゲンに慣らしていって抗体をつくるというものです。
レーザー治療
こちらも花粉が飛び始める前に施術する必要があるので来年の話になりますが、粘膜をレーザーで焼いてアレルギーを起こしにくい粘膜に再生するというものです。
2~3年で効果がなくなるので数年おきに施術する必要があります。
薬による副作用を考えなくてよいのはほかに薬を飲んでる方にとっては大きなメリットだと思います。
花粉症対策まとめ
科学的根拠、医学的根拠がしっかりしたものを選びました。
基本的には、病院、医者、薬剤師におまかせになってしまうのですが、どんどん新しい技術や手法が出てきているのでそれを知っているのと知らないでいるのは大きな差になると思います。
私自身「花粉症」が「アレルギー性鼻炎」とよぼれている頃からずっとこの症状に悩まされ続けていました。25年程度前に耳鼻科で一生治らないし治療も不可能と言われていてあきらめていたのですが、最近の薬はすごいですね。薬を飲んだら鼻水がピタッと止まります。飲んでるときだけですが、快適な暮らしができます。
担当:まこと